発想・アイデアでビジネスをクリエイトする ①日本の若者意識
内閣府が、日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの7カ国の13~29歳の男女約1000人を対象に若者の意識調査を行い、「平成26年度子ども・若者白書」の中で調査結果を公開しています。
将来に希望が持てない若者が多い日本
「自分の将来に明るい希望を持っているか」「40歳になったときに幸せになっているか」「自分には長所があるか」「自分自身に満足しているか」の割合は7カ国中最低のけ化kとなっています。
自分に自信が持てず、将来についても悲観的な日本の若者像が浮き彫りとなっていますが、一方では、「自国のために役に立つことをしたい」の割合は、日本が1位という結果です。
今こそ危機感を持って取り組むとき
読者の皆様は、この状況をどのように見ていますか。
「これが今どきの若者の認識か」「これがゆとり世代で育った若者の認識か」など、若者のせいにして見ている人も少なくないのではないでしょうか。
これは、ある意味では、大人の意識を映し出した鏡ともいえると思います。
・年金受給までの年数を数えながら、仕事を消化している姿
・リスクを避けてばかりいる姿
・過去の成功体験にあぐらをかいている「利権主義」「保身主義」の姿
・マスコミで流している、某企業社長の謝罪会見での情けない姿、信用できない姿
などのような大人の後ろ姿を見ていれば、やる気が起きないのも無理ないと思います。
このような状況でイノベーションが生まれるはずがありません。
大人が、若者の意識改革に取り組む一方的な改革ではなく、大人も若者と一緒になってこの危機的状況に取り組む時期が来ていると思います。
・自分の強みは、自分では気づかないことが多い。弱みを責めるのではなく、強みに気づかせることが重要です。
・自国への貢献意識が高いのは素晴らしいことだと思いますこれは、「会社・社会貢献への方向性」が見えるとモチベーションが上がる可能性が高いということを物語っています。
このことから、イノベーションへの取組を開始するためには次の2つが鍵になってくると言えます。
・ビジョン、社会への貢献性を明示し、会社と個人の価値観を近付けること
・強みに気づかせ、伸ばす人材育成を行うこと
今後のコラム連載
「発想・アイデアでビジネスをクリエイトする」シリーズで連載コラムを以下の内容で執筆していきたいと思います。
皆様のご参考になれば幸いに存じます。
①日本の若者意識
②イノベーションはどのように生まれるのか
③中小企業のイノベーション
④中小企業の人材不足対策
⑤以降は未定
このような内容で名古屋にてイノベーションセミナー講演を開催します。
少人数のゼミナール形式で参加者の皆様と意見交換しながら進めていこうと思っています。
講師のイノベーション経験に基づく実績のある内容となっておりますので、皆様のお役にたてるものと思います。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
セミナー講演の詳細は、下記のURLをご参照ください。
名古屋イノベーション発想法講演のご案内